2023.12.11

古文ギライ必見！あらすじを知っているだけで古文の読解はしやすくなる！

こんにちは！城陽駅徒歩1分のマンツーマン個別指導塾、個別指導ゴーパスです！

本日は、「古文の読解がしやすくなる方法」について紹介していきます！

是非この記事を読み、古文ギライでも古文が解けるようにしていきましょう！！

では早速始めていきましょう！

▶目次

1. 古文について
2. 具体的な方法
3. 個別指導ゴーパスオススメ作品
4. まとめ
5. その他の記事

▷1. 古文について

古文は、多くの大学受験生にとって頭を悩ませる難しい科目の一つです。

まずは古文単語や古典文法を暗記し、古文の読解方法（接続助詞や敬語など）や古典常識をインプットしていく。そして、問題演習時は、リード文や注釈からヒントを盗むといった基本的な戦い方は、皆さん既にご存じかと思います！

しかし、これだけにとどまらず、適切な学習方法を採用することで、古文の読解はずっと容易になります！

▷2. 具体的な方法

では、具体的な方法について記していきます！！

それはズバリ…

物語のあらすじをあらかじめ知っておくことです！！！

古文のあらすじを知ることは、読解力を高める上で非常に重要とされています！

例えば、「蜻蛉日記」のあらすじを知っていると、登場人物や話の展開を予想しやすくなります。このような予備知識を予めインプットしておくことで、初見の問題でも「初見じゃない」といった状態にすることが可能となっています！

実際に、物語のあらすじを知っていたことが大きな利点となった受験生も見てきました！入試当日で「源氏物語」が出題された際、源氏物語のあらすじを予め大まかに頭に入れていたことで、省略されている主語の判別や、敬語の方向性がスムーズに理解できたといいます！

より具体的に言うと、この物語では、光源氏という美しく才能に溢れる貴族の生涯が描かれています。光源氏は天皇の息子として生まれますが、母の低い身分のために王位継承から排除され、代わりに権力と恋愛の世界で輝くことになります。物語は彼の多くの愛情関係と政治的野心を追いながら、内面的な成長を描き出します。

この受験生は、特に「紫の上」との関係や「葵の上」との悲劇的な愛情を含む、光源氏の多くの恋愛模様を熟知していました。出題された文章は、これらの登場人物の感情や行動に関連していたため、あらすじを知っていることで問題の読解と解答にスムーズに進むことができました。また、平安時代の貴族社会の文化や風俗に関する知識も問題解決に役立ちました。

この例のように、『源氏物語』のような古文の代表作のあらすじやキャラクターを理解しておくことは、大学入試において非常に有益です。特にこの物語のように複雑な人間関係や感情が描かれている作品では、あらすじの知識が深い理解に直結し、受験生が問題を的確に、迅速に解析する手助けとなります！

▷3. 個別指導ゴーパスオススメ作品

とはいえ、「全ての作品のあらすじを覚えることなんて不可能や…」と思っている方も多いことでしょう。

しかし、大学入試の古文では、出典元となりやすい有名な作品がいくつかあるため、それらを中心に覚えておけば、高い確率で入試本番でも役立つものとなるでしょう！

個別指導ゴーパスの考える、他に知っておくべき文学作品とあらすじは以下のとおりです！

① 枕草子
 ② 平家物語
 ③ 竹取物語
 ④ 伊勢物語
 ⑤ 栄花物語
 ⑥ 大鏡
 ⑦ 土佐日記
 ⑧ 蜻蛉日記
 ⑨ 更級日記
 ⑩ 枕草子
 ⑪ 方丈記
 ⑫ 徒然草

① 枕草子

『枕草子』は、平安時代の女官である清少納言によって書かれたエッセイ集です。この作品は、日常生活の観察、個人的な感想、詩的な描写を通じて、平安時代の貴族社会の日々を生き生きと描いています。清少納言は、季節の変化、宮廷での出来事、衣服、食物、自然の美しさなど、さまざまなテーマについて綴っています。彼女の文体は、率直でありながらも洗練されており、美しく、時にはユーモラスです。『枕草子』は、清少納言の個性的な視点から見た、平安時代の貴族社会の風俗や美意識を反映しています。この作品は、彼女の個人的な感想や観察に基づいており、日常のささいな出来事から深い洞察を得ることができます。また、平安時代の女性の生活と感性を垣間見ることができる貴重な文学作品でもあります。

② 平家物語

『平家物語』は、平安時代末期から鎌倉時代初期にかけての源平合戦を描いた叙事詩的な物語です。この物語は平家一門の栄華と滅亡を中心に据えており、源氏と平家の間の権力争いを生き生きと描いています。物語の序章は「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり」という有名な一節で始まり、仏教的な無常観を背景に物語が進行します。

物語は、平清盛を中心とする平家の台頭と権力掌握から始まります。平家は一時、朝廷を掌握し、壮麗な都を築きますが、源頼朝を始めとする源氏の勢力との対立が深まります。合戦の中で、平家は徐々に劣勢となり、最終的には壇ノ浦の戦いで完全に滅ぼされます。物語は、平家の落日を象徴的に描いており、平家の人々、特に平敦盛や平清盛などの悲劇的な運命に焦点を当てています。

この物語は、日本の歴史上の重要な転換期を描いており、権力争い、家族の絆、忠誠心、そして無常の悲哀を通じて人間の複雑な心理を深く掘り下げています。また、様々な人物の生きざまを通して、武士の道徳と倫理、そして当時の社会構造に光を当てています。『平家物語』は、日本文学における歴史物語の傑作として、今日でも多くの人々に読まれ続けています。

『平家物語』の詳細なあらすじを知ることは、古文の読解において非常に役立ちます。特に歴史的背景や登場人物の心理を理解することで、作品の深い理解が可能となります。