【進学実績の闇】~城南菱創高校 教養科学科編~
こんにちは!城陽駅徒歩1分の個別指導ゴーパスです!
本日は山城通学圏有数の進学校とされる城南菱創高校の
進学実績の闇を暴いていきます!
前回の記事で城南菱創高校の普通科を取り上げましたので、今回の記事は教養科学科を取り上げていきます!
基本的なルールにつきましては「【進学実績の闇】ルール一覧」で1つにまとめていますので、まずはこちらを参照してください!
※その他の高校の進学実績についても随時更新予定!
〇 【進学実績の闇】~南陽高校編~ (New!)
〇 【進学実績の闇】~城南菱創高校 普通科編~(New!)
〇 【進学実績の闇】~西城陽高校編~(New!)
〇 【進学実績の闇】~城陽高校編~(New!)
〇 【進学実績の闇】~莵道高校編~(New!)
〇 【進学実績の闇】~東宇治高校編~(New!)
▶目次
1.城南菱創高校について
2.城南菱創高校(教養科学科)の合格実績
3.合格実績を踏まえてのルール調整
4.合格実績の分析・集計
5.合格実績の分析・集計のまとめ
6.分析からの結論
7.最新記事リンク(随時更新中!)
▷1.城南菱創高校について
まずはじめに城南菱創高校について簡単にまとめさせていただきます。
所在地 → 〒611-0042 京都府宇治市小倉町南堀池
通学圏 → 山城通学圏
偏差値 →
(65)教養科学科
(60)普通科(単位制) 前期試験
(57)普通科(単位制) 中期試験
(※みんなの高校情報より抜粋)
偏差値で見ると教養科学科は山城通学圏ではトップクラスの高校ですね!
より詳細が知りたい方は
〇 みんなの高校情報 城南菱創高等学校
〇 京都府立城南菱創高等学校
などをチェックしてみてください!
▷2.城南菱創高校(教養科学科)の合格実績
今回の記事で取り扱う合格実績は、公式に高校から公開されているものの中で最新のものといたします。
(本記事の執筆中に更に最新年度のものが公開されたことがわかりました。そちらについても後日記事としてまとめさせていただきます。)
京都府立城南菱創高等学校 進路指導・進路実績より一部改変しております。
※過年度(既卒生)の実績は科類が無記載のため対象外としております。
<国公立大学 合格状況>
主要大学について端的にまとめると・・・
〇 京都大学 1名
〇 北海道大学 2名
〇 大阪大学 1名
〇 神戸大学 4名
〇 金沢大学 1名
〇 岡山大学 3名
〇 京都工芸繊維大学 1名
〇 滋賀大学 2名
〇 大阪市立大学 2名
<私立大学・私立短期大学・専門学校 合格状況>
主要大学について端的にまとめると・・・
〇 関西大学 10名
〇 同志社大学 5名
〇 立命館大学 28名
〇 京都産業大学 28名
〇 近畿大学 33名
〇 龍谷大学 28名
〇 摂南大学 17名
〇 京都女子大学 4名
〇 同志社女子大学 3名
〇 佛教大学 9名
過年度の合格体験記なども参照してみたい方はこちら!
▷3.合格実績を踏まえてのルール調整
記事冒頭で「【進学実績の闇】ルール一覧」の記事を参照するように記載しましたが、各高校によって進学する大学に傾向が見受けられます。この傾向を踏まえて「国公立・私立大学の重複合格カウント」を一部調整させていただきます。2.城南菱創高校(教養科学科)の合格実績より傾向として以下に数点まとめています。
<関関同立について>
関西大学・関西学院大学は選ばれにくく
立命館大学は選ばれやすい
(同志社大学は更にレベルが高いため比較対象外)
<産近甲龍について>
甲南大学は選ばれにくくその他3大学は選ばれやすい
<摂神追桃について>
摂南大学は選ばれやすくその他3大学は選ばれにくい
これらの傾向は城南菱創高校の立地などによって生じている傾向だと考えられます。アクセス面で大阪の西南部や兵庫の大学は選ばれにくくなっているのでしょう。また、2.城南菱創高校(教養科学科)の合格実績からも分かるように、城南菱創高校の教養科学科は「国公立大学志向」が非常に強いことが推察されます。これは進学校の特徴としてもよく挙げられるものですし、そういった進学校特有の風土なども影響しているのではないかと推察されます。
そして、この傾向から以下のようにルールを一部調整させていただきます。
調整させていただいた部分のみを記載しておりますのでご理解の程よろしくお願いいたします。
(※都合上、調整前の情報は省略させていただきます。標準的なルールとして統一していたものが知りたい方はこちらの記事に飛び、該当箇所を参照していただければ幸いです。)
<国公立大学 重複合格 カウント方法>
〇上ランク → 同志社大学+1, 立命館大学+2
〇中ランク → 立命館大学+1, 近畿大学+2
<関関同立 重複合格 カウント方法>
〇 関西大学 合格者 → 龍谷大学+1, 京都産業大学+1
〇 関西学院大学 合格者 → 龍谷大学・近畿大学+1
〇 同志社大学 合格者 → 龍谷大学・立命館大学+1
〇 立命館大学 合格者 → 龍谷大学・近畿大学+1, 京都産業大学+0.5
(※小数値が生じた場合は切り捨てとする)
<産近甲龍 重複合格 カウント方法>
〇 京都産業大学 合格者 → 併願カウント無し
〇 近畿大学 合格者 → 龍谷大学・京都産業大学+1
〇 龍谷大学 合格者 → 京都産業大学+1
<全体としての併願重複合格 カウント方法>
〇 人数が多すぎる(純粋合格数が8名以上となった)場合に関しては1人が2合格を持っているとし、合格数を一部2で割って算出
(※小数値が生じた場合は切り捨てとする)
以上のように変更させていただきます。
▷4.合格実績の分析・集計
<国立大学>
~上ランク~
京都大学 1名・北海道大学 2名・大阪大学 1名
それぞれのルールを適用すると・・・
上ランクは計4名のため、同志社大学の正規合格者換算は4×1で-4名となります。立命館大学の正規合格者換算は4×2で-8名となります。
~中ランク~
神戸大学 4名・金沢大学 1名・岡山大学 3名・京都工芸繊維大学 1名・滋賀大学 2名
それぞれのルールを適用すると・・・
中ランクは計13名のため、立命館大学の正規合格者換算は13×1で-13名となります。近畿大学の正規合格者換算は13×2で-26名となります。
<公立大学>
~中ランク~
大阪市立大学2名
(※現在の大阪公立大学の前身のため、中ランクとして計上しております)
それぞれのルールを適用すると・・・
中ランクは計2名のため、立命館大学の正規合格者換算は2×1で-2名となります。近畿大学の正規合格者換算は2×2で-4名となります。
<私立大学>
~関関同立~
関西大学10名・関西学院大学0名・同志社大学5名・立命館大学29名
それぞれのルール(国公立・私立の重複)を適用すると
各大学の正規合格者数は・・・
〇 関西大学は10名(÷2対象)
〇 関西学院大学は0名
〇 同志社大学は5名から国公立大学の重複分を差し引いて1名
〇 立命館大学は29名から国公立大学・同志社大学の重複分を差し引いて6名
~産近甲龍~
京都産業大学28名・近畿大学33名・甲南大学0名・龍谷大学28名
それぞれのルール(私立の重複)を適用すると各大学の正規合格者数は・・・
〇 京都産業大学は28名から私立大学(複数)の重複分を差し引いて3名
〇 近畿大学は33名から国公立大学・私立大学(複数)の重複分を差し引いて1名
〇 龍谷大学は28名から国公立大学・私立大学(複数)の重複分を差し引いて10名(÷2対象)
~摂神追桃~
摂南大学17名・神戸学院大学0名・追手門学院大学0名・桃山学院大学0名
それぞれのルールを適用すると・・・
〇 摂南大学は17名(÷2対象)
~外外経佛工~
京都外国語大学1名・関西外国語大学0名・大阪経済大学0名・佛教大学9名・大阪工業大学13名
~その他の合格者が多い大学~
大阪産業大学11名・畿央大学9名
▷5.合格実績の分析・集計のまとめ
4.合格実績の分析・集計を通して分析をした結果、「第一志望でその大学に受かった(進学した)」生徒の大まかな人数を算出することが出来ました。それをまとめたものを以下に画像として添付しております。
(もちろん、この計算によって得られた値は概算であるため、実際の卒業者数などとは合致しませんが、実際にどれくらいの生徒が「第一志望として」その大学に進学・合格できたのかの1つの目安程度にしていただければ幸いです。)
具体的に何例か取り上げますと、同志社大学に第一志望で合格する生徒数は1名ほど(合格状況では5名)、立命館大学に第一志望で合格する生徒は6名ほど(合格状況では29名)、近畿大学に第一志望で合格する生徒は1名ほど(合格状況では33名)など、合格状況だけを盲目的に見ていると見落としてしまう情報量が多いことも分かりますね。
また、本シリーズでは指定校推薦を考慮しておりません。
もし、山城通学圏の高校の指定校推薦事情に詳しい方がいらっしゃいましたら、情報提供していただけるとより良いデータの作成につながりますので、是非ともよろしくお願いいたします。
▷6.分析からの結論
重複合格や併願合格を加味すると、正規の第一志望で合格した生徒というものが城南菱創高校の教養科学科においても希少であるということが分かりましたね。そして、それらの合格数で見ても、山城通学圏有数の進学校である城南菱創高校の教養科学科でさえ「産近甲龍~地方国公立」がボリュームゾーンであり、「関関同立」や「上位国公立大学」に進学するためには学内でも相当高いレベル、具体的に言うと、学年の上位25~35%より上には位置していないと厳しいと言えるでしょう。有数の進学校である城南菱創高校でこの状況であることを鑑みると、もう少し偏差値が低い高校の方はもっと上位層に食い込んでいる必要性があるということも言えるのではないでしょうか。
しかし、今の段階で上位層に入れていないからといって難関私立・国公立大学に進学することができないというわけではありません!この事実を知り、自分で主体的に受験勉強を始めれば合格の可能性は高まっていきます!この記事が皆さんの受験勉強の励みになれば幸いです!
▷7.最新記事リンク(随時更新中!)
「【進学実績の闇】ルール一覧」に則って、実際に高校の進学実績を分析した記事のリンクをまとめて掲載しております!随時更新しておりますので、ぜひ興味があれば以下のリンクから各記事に飛んでみてください!
〇 【進学実績の闇】~南陽高校編~ (New!)
〇 【進学実績の闇】~城南菱創高校 普通科編~(New!)
〇 【進学実績の闇】~西城陽高校編~(New!)
〇 【進学実績の闇】~城陽高校編~(New!)
〇 【進学実績の闇】~莵道高校編~(New!)
〇 【進学実績の闇】~東宇治高校編~(New!)