【熱意の温度差】やる気があるのにやらない動かない努力しないの正体
こんにちは。城陽駅から徒歩1分、マンツーマン個別指導塾ゴーパスです。
今回のテーマは、保護者の方々からも頻繁に聞くお悩みです。
「やる気があるって言うのに、なかなか動かない」
「口では立派なことを言うけど、実際はまったく努力しない」
「やりたいって言う割に、スマホばっかり。口だけ?」
そんな生徒たちの“本音”に迫ります。
大学1年生から教育業界に身を置き、今年で32歳になるまで、1000名以上の中高生を見てきた経験から導き出した「やる気があるのに動かない子どもたちの正体」について語ります。
やる気があるのに動かない?それは矛盾じゃない
はっきり言ってしまえば、「やる気があるのにやらない」「志望校は言うのに全然勉強しない」──そんな子は、他者から見れば「口だけ」や「本気じゃない」と見えるでしょう。
部活では試合に勝ちたい、レギュラーに選ばれたいと口にする割に練習量を増やさない。惰性で適当に部活の時間を過ごしている。筋トレや自主練習、体力つくりを怠っている。部活をされてきた方ならこういった口だけに見えるチームメイトの1人や2人は見てきたはずです。
龍谷大学に合格したい。明治大学に行きたい。次の大会で勝ちたい。コンクールで金賞を取りたい。そのために頑張る!と言っているがこれまでと何も変えない人はやる気がないのでしょうか。
ここは断言します。
本当の意味で“やる気がない”子はいません。
ただし、「やる気がある=努力する、向上心がある」ではないのです。
これは矛盾でも甘えでもなく、自然な“ズレ”です。
やる気はあっても「向上心がない」ことはある
実は、「やる気」と「向上心」は別物です。
例えば、ある高校生が「関関同立以上の大学に行きたい」と口にしたとします。
でも、勉強を始めようとすると、まず「いま自分ができる範囲」でなんとかしようとします。
参考書は買う。塾にも行く。でも、根本的な生活習慣や勉強方法、学習態度、覚悟は変えない。
つまり、「やる気はあるけど、もっと学力を上げようとする意識はない」状態。
これは、やる気が“現状維持的な希望”に留まっている状態とも言えます。
私自身、このタイプの生徒を数え切れないほど見てきました。
そして、多くの保護者も混乱するのです。
「この子、本当にやる気あるの?」 「口ばっかりで全然やらない」
でも、そういう子に「じゃあやめれば?」とは言えません。なぜなら、やりたい気持ちはあるからです。志望校の名前を自分から口にするというのは、簡単なようでいて実はとても勇気のいる行動です。
そこには、少なからず「今の自分を変えたい」という気持ちが含まれています。
しかしその一方で、目標を語るわりには“行動が伴わない”というギャップに、親も周囲も戸惑うのです。
「本当に行きたいなら、もっと本気で取り組むはずだろう?」
「そんな勉強量じゃいけるわけないでしょう」
そう思ってしまう。でも本人は、何も感じていないわけではありません。
問題は、「何をどれだけやれば目標に届くのか」が、本人にとってあまりにも“ぼんやり”していることです。
目標だけが浮かび上がり、必要な努力量や戦い方のイメージがわかない。だから、“やってるつもり”になってしまうのです。これは一定以上の結果を出すための努力を経験してきてない方に特にあてはまります。
その状態のままでは、どれだけ時間があっても本気にはなれません。
だからこそ、最初の段階で「目標を目指すとはこういうことだ」と身体で理解させる必要があると、ゴーパスは考えています。
ゴーパスの挑戦:やる気を「覚悟」に変える一週間
ここで、ゴーパスでの取り組みを紹介させてください。
私たちは、やる気を口に出してくる生徒ほど、その“温度”を見極めます。
高校3年生の4月以降に来塾した生徒には、必ず「英単語1000語を1週間で覚える」という課題を出しています。
「え、それは無理でしょ」と思うかもしれません。
でも、実際にこれをやりきって入会した生徒で、産近佛龍以上の大学に届かなかった生徒は、2025年4月現在、1人もいません。
これは、ただの“ふるい”ではありません。
「やる気があるなら、これだけの努力が必要だよ」 「それでもやる覚悟があるかどうか、行動で見せてくれ」
そうやって、やる気を本物の努力へと引き上げる一歩なのです。
「熱さ」より「行動」で変える。
私自身、これまで何度も「熱い言葉」で生徒を鼓舞しようとしてきました。
でも、それだけでは足りないのです。
熱さで動くのは、せいぜい1ヶ月。目の色を変えて夢中になって出来るのはそのくらいの期間です。
一時的に燃え上がっても、その火はすぐ消えてしまう。現実は漫画のようにうまくいくことは非常に少ないです。
だからこそ、「覚悟を試す」「行動で実感させる」指導こそが、本気のやる気を育てると思っています。
まとめ:やる気があるなら、やりきるか、目標を変えるか
「やる気があるのにやらない」という現象は、嘘をついているのではなく、“本気の温度”を自覚していないだけかもしれません。
だからこそ、大人がしてあげるべきことは、「やる気があるなら、これだけの努力が必要」と伝えて経験をさせること。
そして、その努力ができないなら、目標を現実に即して調整すること。
夢や目標を否定するわけではありません。でも、努力を伴わない夢は、ただの“幻想”です。
ゴーパスでは、夢を現実にするための「覚悟の一歩」を、生徒と一緒に踏み出します。
まずはお気軽にご相談ください。“やる気”が、本物かどうか、ここで試してみませんか。