まだ間に合う!8月から逆転合格した受験生の実例【関関同立・産近甲龍】

「もう8月。さすがに手遅れかもしれない…」
「今からやってもどうせ無理」

そんなふうに思っていませんか?

ゴーパスには8月から受験勉強を始めて関関同立・産近甲龍や関西外大、佛教大学に合格した卒業生が毎年います。
しかも彼らは、部活引退直後だったり、通信制高校でほとんど勉強を高校生活ではしてこなかったり、中学校の勉強時点で穴だらけであったり、ゼロからのスタートだったりと、決して“もともとできる子”ばかりではありませんでした。

大切なのは、「今からやって間に合うのか?」ではなく、
「今からどうやって最短で合格を掴みにいくか」を考えること、実行に移すことです。

今回は、実際に8月からのスタートで合格を勝ち取った1人の受験生のリアルなストーリーをご紹介します。

迷っているあなたにとって、きっと背中を押してくれるきっかけになるはずです。

8月スタートでも“勝てる”受験生の共通点とは?

8月から受験勉強をスタートするということは想像以上に不利です。ライバルの受験生が2年生や3年生の部活引退時点からコツコツ積み上げてきているものに短期間で追いついて追い越さなければ競争には勝てません。不利な状況のなか、合格を勝ちとる受験生の共通点をここでは紹介します。

合格者に共通する「覚悟のスイッチ」が入った瞬間

頑張る期間が8月からの3~7ヶ月間だったとしても、「がんばる!」だけでは継続して勉強することは厳しいです。今までの人生を振り返ってみてください。「がんばろう」という思いだけで1ヶ月以上何かを続けられたことはあるでしょうか。読者の95%以上は「ない」と答えられたはずです。

では、短期間での合格者が持っているモノはなんでしょうか。

………それは「覚悟」「カクゴ」「かくご」です。

「第一志望に受からなかったらもう大学は諦める」
「合格するためにSNSとスマホを断ち切る」
「1日でも自分が決めたことをできなかったら坊主にする」
「10時間椅子に体を縛り付けて勉強する」
「学校の授業は全て内職して受験勉強に充てる」

以上は私が見てきた具体例ですが、短期間合格をする受験生はやる気やモチベーションといったふんわりしたものでなく、自分の身や精神をすり減らすような覚悟を決めて勉強をします。

正しい戦略×圧倒的行動量

夏休みや休日であれば1日8~10時間、平日は学校終了後に4~5時間、内職や昼休みで2時間程度と学習時間を多めに取るのは当然やります。

受験の常識や友人の意見を鵜呑みにせず正しい戦略を取ります。

正しい戦略とは、合格最低点を取るための最短経路を選ぶということです。

例えば数学では、問題数や例題が多いチャート式ではなく、基礎問題精講を選択するということです。

黄色チャートを例に取ると文系数学でも約600~700題程度、理系数学なら1000題近くの問題があります。1問20分で演習→解答確認→復習まで回すとして、それを2周するなら文系数学で400時間程度、理系数学なら650時間以上の時間を要するでしょう。

数学がよほど得意な人や、勉強時間を1日15時間にする、英語と数学2科目だけの受験生であれば可能かもしれませんが、ほとんどの人にとって不可能なはずです。

同じように英文法ならUPGRADEやVintageを使用すると暗記量や問題量が多すぎるため、問題数の少ないレベル別問題集の3と4をやる、英文法ポラリスレベル1のみをやるなど学習量を半分以下にする決断をするのも8月から受験勉強を始めて合格を勝ち取る受験生の特徴です。

ほかには文系受験生の場合、世界史日本史は夏からスタートの場合間に合わないこともあり得るため政治・経済を選択する、数学がある程度得意だからそっちにするというのも大いにアリです。

いよいよここからは実例を紹介いたします。


西城陽高校野球部→関西大学 特待生合格

引退からすぐに机に向かった夏

高校生活そのほとんどを野球に捧げてきて勉強はテスト勉強だけという3年間を送ってきた佐藤くん(仮名)

彼は部活引退後翌日に面談に来てくれました。そこで話したことは主に2つでした。

①推薦で龍谷大学を狙えそう。推薦を取るべきか一般で関関同立を目指すべきか

②合格するためにどうすればいいか

推薦を取るべきか?という質問に対して私はハッキリと「絶対に取るべき。高校生活のこれまで勉強してきていない状況から関関同立はかなり厳しい。5~10%と思ったほうがいい。龍谷大学も正直やばいよ。間に合わないかもしれないよ」と返事をしました。本心から佐藤くんを止めようと思ったのです。

合格するためにどうすればいいか?という質問に対しては「1日12時間の勉強」。睡眠時間を6~7.5時間は確保し12時間を取るためにスマホを断つこと、学校の文化祭や体育祭、友人との遊びをゼロにして全部勉強時間に充てる。そのうえで提示されたものを全部やりきったら合格の可能性は10%はあると思う。

上記のように返答し、1日2日で推薦を取って受験終了か、全てをかけて関関同立を目指すか決めてほしいと帰しました。

すると、翌日には「覚悟は決まった。体験と入塾をしたい」と連絡を受けたんです。

正気か?言われたことをやっても10%ぐらいだとわかっているか?本気なのか?と問うても目の色と身に纏うオーラが前日とは違いました。完全に生き方を決めた漢の目でした。

そこから体験の1週間が始まったのです。ゴーパスの高校3年生の体験では使っている単語帳の半分以上~全部を覚えることを課すのですが、私は彼の本気度を確認するため以下の2つを出しました。※ゴーパスの英単語暗記は以下参照

・英単語STOCK3000の1番から1528番全部
・英単語STOCK4500の1番から2155番全部

もともと半分も覚えられていなかった英単語帳2冊です。4500については100単語ランダムにテストをすると4点しか取れないほどひどいものでした。

常識で考えれば覚えられるはずはないのですが彼は違いました。単語テストを100問ずつ1週間後行うと93点、79点と1冊目に関しては完璧で4500についても8割覚えられているというレベルまで到達したんです。わずか1週間で3000単語ほど覚えた計算になります。ここから佐藤くんの逆転合格への物語は始まりました。

夏から公募推薦まで

8月10日までには英単語をあらかた1単語0.1~1秒基準で暗記し、大岩の英文法→英文法ポラリス1、肘井学の読解のための英文法と進んでいきます。

同時に現代文や古文もゼロからスタートし、夏休み中には古文単語330が完璧。古典文法も助動詞や敬語と言った最重要事項は習得しました。夏休み終了時点で勉強時間が12時間を切った日は1日たりともありません。塾では毎日1番に来て1番遅くまで残る。そんな毎日でした。

学校が始まると、どうしようもない授業以外は全て内職。英文法や古典文法の問題集を進める。

出席日数の限界ギリギリまで学校を休んで自宅と塾での勉強時間を最大に。そして、文化祭や体育祭、友人との楽しい遊びを本当に全て切って勉強にあてていました。

しかし、そこまでやっていても8月から公募推薦までは3ヶ月と少し。

公募推薦では関西大学社会安全学部に続く第二志望としていた龍谷大学政策学部におしくも1問差で落ちてしまいます。そこで心が折れてしまってもおかしくはなかったのですが佐藤くんは違いました。

自分の合否結果は親に見てもらい、自身は関西大学だけを見て勉強していたんです。

不合格を知った時でさえ、「自分のゴールはここじゃないから」と一蹴し前へ進む。

公募推薦終了時点からは政治・経済もスタートしたためこの時点の勉強時間は12時間を超すことさえありましたがハイペースの学習を進めていました。

常軌を逸した年末年始

迎えた年末年始。家では家族もいるので集中して勉強したいと受験生数人が口にしていたので、年末年始期間は完全自習として佐藤くんに教室の鍵を預けて勉強をしてもらいました。

自宅からゴーパスの教室まで40分程度はかかるのですが、毎日8時に来て22時半まで勉強。

元旦に至っては朝7時に塾に来てすぐに勉強を開始するといういい意味でのイカレ具合でした。

勉強時間や気合についてはここまで述べてきたとおり、明らかに普通を超越しています。

しかし、佐藤くんの凄いところは精神面ということを象徴したのが受験戦略です。

なんと…彼は併願校を一切受けずに関西大学だけに絞って受験することを冬休み期間に決断します。

「浪人するかもしれない。それだけは嫌って言ってたやん?」と言われてもそこは頑固。

自分は関西大学にしか行かない。受かるから大丈夫。もし2月16日の発表であかんかったら後期試験の立命館大学と龍谷大学を受験するしそこに向けて2月7日からは勉強します。と覚悟を決めていました。

ご両親にも確認を取ると、本人が自分で責任を取る。全面的に信頼しているとのことだったので、関西大学だけに集中して勉強することに。

6戦6勝。社会安全学部に特待で合格

ここまで努力をしても、過去問演習ではなかなか結果は出ませんでした。

彼は英語国語政治・経済の3教科の問題を約10年分合計25回ほど演習と復習を繰り返しました。

1回目は半分も取れなかったものが回数を重ねて6割7割…ついに受験3週間前には合格点を取れるようになりました。そこからは順風満帆で5回連続で過去の合格最低点を取ることができたため安心して受験へと臨むことができました。2月1日~7日で6回受験し全てで合格を掴み、特待生を頂く結果で締めくくることができました。


今から始めるあなたへ

「間に合う?」と迷う時間こそ最大の損失

「今からじゃ間に合わないかも……」
「もっと早く始めておけばよかった」
そう考えて立ち止まってしまう気持ち、よくわかります。
でも、迷っている時間が、何よりももったいないのです。

なぜなら、「迷い」「悩み」は一見“考えている”ようでいて、実は“何もしていない時間”だから。
この1日、この1時間、この1分で、ライバルたちは1問でも多く問題を解き、1語でも多く単語を覚えているかもしれません。その現実を認識していますか。

受験では時間は最も平等で、最もシビアな資源です。
その限られた時間を「やる」か「やらないか」によって、大きな差が生まれます!

逆転のラストチャンス、行動するかしないか

過去にどんな失敗があっても、どんなに勉強をサボってきたとしても…
「今からやる」と決めて、本気で走り出した人が、実際に合格をつかんでいます。

今日紹介した受験生も、決して順風満帆ではありませんでした。公募推薦では不合格だったんです。
しかし、「間に合うか」ではなく、「どうやったら間に合わせられるか」を考えて走り続けたからこそ関西大学に合格しました。

受験は「やったもん勝ち」。
この残り数ヶ月を“本気で戦えるかどうか”が、あなたにとって逆転の鍵です。

来週から始めたい方へ、まず最初の一歩を

「よし、やろう」と決めたその瞬間が、スタートラインです。
でも、何から始めればいいかわからない——

そんなあなたは、「プロに相談する」ことから始めてください。

ゴーパスには、あなたと同じように「遅れている」状態から始めて、関関同立・産近甲龍に合格していった受験生が毎年います。

勉強のやり方、ペース、志望校までの距離感、すべて一人で考える必要はありません。

まずは来週、面談だけでも受けてみてください。
今のあなたに必要なこと、最短で合格を狙うための戦略、すべてお伝えします。

「やってみたい」という気持ちがあるなら、それはもう“遅すぎる”なんてことはありません。
あなたの受験は、今ここから始まります!

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