勉強の仕方がわからない子に親ができること。“わからない”から“できる”へ変わるステップとは?
こんにちは!城陽駅徒歩1分の個別指導塾、個別指導ゴーパスです!
今回のテーマは「『勉強の仕方がわからない』子が“自力で解ける”ようになるまで」です。
中学生・高校生の保護者様の中には、こんなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
「この子、机には向かうけど、何から始めたらいいかわかってない…」
「ノートは取ってるけど、見直してる?」
「ワークはやってるけど、ただ答えを写してるだけに見える…」
「見ているだけで勉強してる気になってない?」
そんな“勉強のやり方迷子”の生徒さんを、数多く見てきました。
そしてそのたびに考えさせられます。
「勉強のやり方がわからない」=「やる気がない」ではないということを。
今回は、勉強の仕方がわからない子が、どうすれば“自力で解ける力”や勉強方法を身につけていけるのか、具体的なステップとともにお伝えします!
▶ 目次
- 「わからない」は“できない”とは違う
- 勉強のやり方がわからない子の特徴
- スモールステップで「できた!」を積み上げる
- 「考える習慣」を育てるために必要なこと
- ゴーパスが大切にしている“自走力”の育て方
- 勉強方法そのものを教える塾の存在意義
- まとめ|“やり方”がわかれば子どもは動き出す
▷1. 「わからない」は“できない”とは違う
勉強の成果が出ない、または自分から机に向かっている様子がないと、「この子、やる気ないのかな…」と思ってしまいがちです。 しかし本人に実際に話を聞いてみると、「どうやって勉強したらいいのかわからない」「何をしたらいいかわからない」という声が驚くほど多いんです。
特に、これまで“先生や保護者に言われた通りに”やってきた子は、自分で考えて進める経験が圧倒的に不足しています。 つまり何を優先するのか、どうやって復習するのか、間違えた問題をどう直すのか、これらを自分で考えて判断したことがない。だから動けないのです。
この状態を「やる気がない」と誤解してしまうのは、もったいない話です。
▷2. やり方がわからない子の特徴
「やり方がわからない」状態の子には、いくつか共通した特徴があります。
✔ 教科書を開いたまま“何もしていない”
✔ ノートはキレイだが、内容が頭に入っていない
✔ ワークは終わっているが、正解を写して終わり
✔ 解き直しができていない(やり直しの意味がわかっていない)
✔ 覚えたつもりで、定着していない
これは能力の問題ではありません。方法と目的が曖昧だから、行動が“なんとなく”になるだけなんです。なんとなくやっているだけという状態です。
こんなお子さんでも正しい“やり方”を教えられて実戦していけば、誰でも改善できる余地があります。
▷3. スモールステップで「できた!」を積み上げる
保護者さんや周囲の大人がまずするべきなのは、「成功体験の設計」です。
いきなり難しい問題を解かせるのはNGです。
・今日やることを明確にする(例:ワークの◯ページまで)
・1問ずつ手を動かす(見直し・やり直しもセット)
・できた問題にはチェックをつける
以上のように、小さなステップを設けて成功体験を感じさせます。
「できた」→「ほめられた」→「次もやろう」 この流れを繰り返すことで、子どもは自分で勉強を進めるようになります。
(褒められるから勉強をするという流れは自発的な行動になっていないため、ずっと続けるのは良くはありません。あくまで最初のステップとしてはオススメです。どこかのタイミングで自走してもらう必要があります。)
▷4. 「考える習慣」を育てるために必要なこと
勉強とは、「知識を得る」だけでなく、「考える力を育てる」ことです。
でも、学校の授業や集団塾では、一人ひとりが「考える時間」を確保するのは難しいのが現実です。
ゴーパスでは、問題を解く前に「どう考えるか?」を丁寧に問いかけます。
・この問題、まず何を確認すればいい?
・何を聞かれてる問題なん?
・どんなパターンと似てる?
・図や表にしてみたらどうやろうか?
こうした声かけを続けるうちに、“自分の頭で考える”というプロセスに慣れていきます。
その結果、「やってみる」→「わからない」→「質問する」→「考え直す」→「できる」という循環が生まれ、自力で解く力が少しずつ育ちます。
▷5. ゴーパスが大切にしている“自走力”の育て方
ゴーパスでは、最終的に「自分ひとりで勉強できる状態」を目指しています。
そのために重視しているのが、
・スケジュール管理(計画を一緒に立て、振り返る)
・解き直しサイクルの徹底(定着確認→解き直し)
・“質問力”の育成(わからないことを言語化できるように) という3つの軸です。
学力の土台をつくるのは“自走力”です。 言われたからやるのではなく、「やろう」と思える状態をつくることが、最も大きな目標だと考えています。
▷6. 勉強方法の指導や実践
「塾に行っても成績が伸びない」 という声の背景には、 「勉強内容は教えてくれるけど、やり方までは教えてくれない」 「授業を受けっぱなし、習いぱなしで復習をしていない」という問題があります。
ゴーパスは、“勉強内容”と同時に“その場での復習”までしてもらっています。勉強は基本的に塾のなかで完結していただきます。
▷7. “やり方”がわかれば子どもは動き出す
「うちの子、何度言っても勉強しない…」 その悩みの裏には、 「やり方がわからない」という、意外なボトルネックがあるかもしれません。
勉強のやり方は、決して“才能”ではなく“技術”です。
技術は、教えれば身につきます。 教えれば、少しずつできるようになります。
勉強は、自力でできるようになったときに初めて“楽しい”と感じられます。
私たちは、その第一歩を全力でサポートします。
「“わからない”は成長のチャンス。」
お子様の“やり方がわからない”というサイン。 その声を、見逃さないでください!