「とりあえず塾」は危険!通わせる前に絶対すべき5つの確認

 「そろそろ塾に通わせたほうがいいのかな…」
そんなふうに感じている方がこのページを開いてくれたのでしょう。

安易に塾を探し出す前に…ちょっと待ってください。
「通わせたほうがいいかも」という感覚、なんとなく周囲に流されていませんか?

成績を上げたいから。勉強習慣をつけたいから。志望校に合格したいから。
どんな理由であっても、塾に通うのは「目的達成の手段」でしかありません。

目的が曖昧なまま、または本人の意思や状況とズレたまま通塾してしまうと、時間とお金を無駄にしてしまうことになるかもしれません。

今回は、「塾に通うか迷っている」ご家庭に向けて、通塾前に必ず考えておくべき5つの視点をお届けします。

そもそも、なぜ塾に通うのか?

目的なき通塾は、成果につながらない

「成績を上げたいから塾に行く」——
これはごく自然な動機に思えます。でも、このままでは目的があいまいすぎるのです。

たとえば、

  • 「苦手な数学で平均点をとれるようにしたい」
  • 「通知表の内申を3.0 → 3.7にしたい」
  • 「南陽高校に合格するために偏差値を5上げたい」
    など、具体的な数値でゴールを決めることが大切です。

数値目標があることで、
・どれだけ点数や偏差値を上げる必要があるのか
・それを得意にしている塾はどこなのか
が、はっきり見えるようになります。

塾は「なんとなく行く場所」ではありません。
目的が明確な人にとってこそ、成果が出る環境です。


“なんとなく”通塾パターンの危うさ

「◯◯くんも通ってるし、うちも…」
「このまま放っておくと不安だから、とりあえず…」

実際に多くの保護者の方が、こうした“なんとなく”で塾に通わせ始めています。

でもその結果、1年経っても成績が上がらない、やる気が育たないというケースが後を絶ちません。

勉強は、「やらされている感覚」や「被害者意識」のままだと成果が出にくいもの。

本人の納得感や自発性がないまま通い続けても、モチベーションが上がらず、結局塾を変える…という事態になりがちです。そしてこのような場合、地域の塾を3つ4つと転々として時間とお金を無駄にし続けてしまいます。

大切なのは、「目的」「納得」「数値」の3点セットを保護者と子どもがしっかり共有してからスタートすることです。

親と子の“認識のズレ”に注意

保護者だけが「本気」になっていないか?

保護者の方が「このままではまずい」と焦って塾を探す。
でも当の本人は、「別に困ってないけど?」という状態。

この“温度差”を放置して通塾を始めてしまうと、子どもは受け身・親はイライラ、という悪循環に陥りやすくなります。

塾に行くからには、子ども自身が「どうなりたいか」を一緒に考える必要があります。
「まずは全教科平均点を目指そう」
「次の期末で社会だけ80点を取る」など、
本人が納得し、達成可能な小さな目標を親子で一緒に設定してみてください。

「通わせてあげる」ではなく「一緒に取り組む」

中学生や高校1・2年生は、まだまだ自己管理能力や問題解決能力が未熟です。

「通わせているんだから成績が上がって当然」というスタンスでは、逆効果。

塾での学習が生活にどう組み込まれるか、家庭での声かけや過ごし方も含めて、親子で“共同プロジェクト”として通塾を位置づけることが、成果への近道になります。


塾と子どもの“相性”はどうか?

指導方法と性格の相性を見極めよう

一斉指導が合う子もいれば、個別指導でないと効果が出ない子もいます。
丁寧なサポートを好む子もいれば、最小限の関わりで伸びる子もいます。

自分で問題集を進めていける基礎学力があるお子さんのなかには、「あまりかかわらないでほしい。困ったときだけ質問したい」という人もいます。

大切なのは、子どもの性格やタイプに合った塾を選ぶことです。

たとえば、

  • 大手塾:カリキュラムや教材が整備されているが、担当講師の異動リスクあり
  • 個人塾:少人数でアットホームだが、教える力量や属人性に差がある

「合う・合わない」が見えにくいからこそ、体験授業や面談で実際の雰囲気を確かめることが重要です。

「この先生のもとで頑張りたい」と思えるか

特に個人塾の場合、塾長や講師との相性が通塾継続や目標達成のカギになります。

“この人の言うことは聞きたい”“この先生になら相談できる”という感覚は、モチベーションの源泉になります。

反対に、どれだけ実績や広告が立派でも、「威圧的すぎて話しかけにくい」「なんだか合わない」という直感は、意外と的中します。

子どもが「この人に見てもらいたい」と感じられる塾かどうか、本人の目線を大切にして選びましょう。


通塾は「目的達成の手段」

「通わせてる=頑張ってる」になっていないか?

塾に通っている=成績が上がる、という図式は幻想です
どれだけ優れた塾でも、「本人の本気度」がなければ成果にはつながりません。

「通わせている」という事実に安心してしまい、
「なぜ通っているのか」「何を目指しているのか」が置き去りになっていないか、今一度見直しましょう。

「手段」と「目的」を取り違えない

通塾はあくまで「目標を達成するための手段」です。
塾選びに熱中しすぎて、「通うこと自体が目的化」してしまっては本末転倒です。

お子さんの将来、抱えている課題、どこまでを塾に任せ、どこからを家庭で担うのか——
このバランスを考えて家族間で共有し、納得感のある塾通いをしていただきたいです。

塾は未来を預ける場所

塾選びは、単なる「教育サービスの比較」ではありません。

大切なのは、子ども自身がどうなりたいか、それに向けて何をするかを丁寧に言語化し、それに本当に合った環境を見極めることです。

「なんとなく塾に入れておけば安心」
「有名なところなら間違いない」——そんな曖昧な判断基準では、後から大きなズレが生じます。

子どもの目標、今の課題、性格、相性、親のサポート体制、家庭の方針——
これらを一度しっかりと見つめ直し、“納得して選ぶ”通塾のスタートを切ってください。

迷ったときは私達にお気軽にご相談ください!

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