高1・高2向け|英検2級で推薦&一般入試に強くなる方法

こんにちは!JR城陽駅から徒歩1分のマンツーマン個別指導、個別指導ゴーパスです。
今日は高1・高2生に全力で伝えたいこと――

英検2級を早めに取ると受験がラクになる。
理由はシンプルに2つ。
① 指定校推薦・総合型選抜の出願資格になる
② 一般選抜で加点や得点換算がある

合格を直接勝ち取れたり、“試験日前に確実に積める得点”を先に作る。
その最短ルートが英検2級です。この記事では、高1・高2のうちに何を、いつまでに、どう進めるかをわかりやすく整理します。

英検2級を先取りする理由は2つ

指定校推薦・総合型の「出願資格」を先にクリア

多くの大学・学部で、英語資格(英検2級以上など)+評定を出願資格にしています。
高1・高2のうちに2級を取っておけば、条件を満たしてから逆算で活動実績(志望理由書・探究・部活等)に集中できます。

受験で「加点・得点換算」できる

一般入試や公募推薦でも英検2級の加点や、当日点との得点換算(高い方採用・免除など)が用意される方式があります。
これにより最低点の底上げ
ができ、英語で崩れにくくなります。

特に近畿大学を第一志望、第二志望にする高校生にとってはここが一番大きいです!

注意点——大学・学部で扱いが違う

扱いは大学・学部・年度で変わります。出願資格/加点幅/換算条件/提出期限/有効期限を、必ず最新の募集要項で確認してください。
最新の入試要項は7月~9月で毎年発表されます。


いつ取る?タイミングと計画

ここに記載しているのは、4月からスタートする仮のスケジュールです。
英検はほとんどいつでも受けられるため、どの時期から勉強を開始しても変わりません!

高1モデル

  • 春〜夏:語彙と文法の基礎を完成
  • 夏〜秋:長文・リスニング・ライティングの型を身につける
  • 秋〜冬:2級本番→合格→高2で指定校・総合型の準備

高2モデル

  • 春〜夏:定期テストと並行して語彙と文法を固める
  • 夏休み:毎日3時間程勉強して一気に合格ラインへ
  • ~11月:10月の第2回試験やS-CBT方式で合格を勝ち取る

対策の全体像

2級合格を中学校卒業レベル~英検準2級合格レベルから目指す場合、以下の順番での対策をおすすめします。

①語彙→②ライティング→③リーディング→④リスニング→⑤面接

単語・熟語(毎日2回/1語1秒)

理想を言えば、このやり方で毎日1時間ないしは1時間半程度時間をとって100単語ずつ進めてほしいところです。
ゴーパスの英単語暗記法

ですが現実問題として、1年生2年生には英単語学習にそこまでかける時間がありません。
毎日朝と就寝前に15分ずつ、1日30個ずつ覚えるのは十分可能だと思い以下のように提案します。

  • 朝15分・夜15分の2回。平日5日間で30個ずつ合計150個進めて土日で150個復習。
  • 見出し語は1語=1秒で即答できるように。

英単語帳はパス単2級、英検準2級単熟語EXなどの英検特化のものでも、学校配布の単語帳でも構いません。経験上2級合格まではシステム英単語やシステム英単語Basic、英単語LEAPなどの受験用単語帳で伸ばせます。心配な人は特化した単語帳を使用しましょう!


2級レベルの語彙・熟語は短文空所、長文、リスニングの全部に効く“即効薬”です!
それだけでなく、大学入試の英語を攻略するためにも役立ってくれます。

2級を取得するにせよ、しないにせよやればやるだけプラスになります!

ライティング(意見+要約のテンプレ化)

英単語をある程度覚えられたら、次はライティング(英作文)の対策を行います。

英作文は意見を答えるもの、要約するものの2題しか問題がなく、文章が書けないと致命的だからリーディングやリスニングに先駆けて対策を行います。

  • 意見:導入(主張)→理由①→理由②→結論。各段落はトピック1+補強2
  • 要約:段落ごとに要点1行→接続で連結→名詞化で圧縮。細部は削る。
  • 毎週1本は書いて誰かに採点・添削をしてもらおう。

リーディング

英単語や熟語をなんとなくでも覚えられた。ライティングのテンプレートも頭に入ったら次はリーディングの対策です。リーディングは大きく2つあります。大問1の四択空所補充と大問2以降。

大問1は英単語や英熟語が入っていれば、17問中9問は正解できるでしょう。
正解出来ない場合は、まだまだ語彙力が足りていない可能性が高いです。
2回過去問をやってみて、9点が取れない場合は単語帳を見直してみてください。まずはそこからです。

大問2以降や他の技能がどれぐらい出来るのかにもよりますが、最低でもここで10問、できれば12問以上は正解したいところです。(11)以降英熟語や慣用表現が出てきて難しいため、(10)まででラッキーも込みの8問は拾えるようにしましょう。

大問2以降に関しては、英検準2級相当の英語力、学力があれば毎日1題ずつ演習を重ねることで自然と出来るようになるはずです。

設問を見てから長文を読む。(その逆でもOK)
時間を測らず納得いくまで何度も文章を読みなおして考えます。

毎日1題分、3週間もコツコツ継続すれば必ず正答率6割以上までは到達します。段々と自分なりの読み方やコツをつかむことも出来ます。騙されたと思って3週間、やってみてください!

リスニング(先読み→キーワード把握)

リスニングは準2級合格者でもはじめは厳しいはず。

最初はどれだけ正解出来るかにこだわらず音声の長さと速さに慣れるのを目的にスタートしましょう。

  • 質問を先読みし、固有名詞・数字・否定・比較をメモ。
  • 毎日15分:3問ずつ演習→精聴→1.5倍速で繰り返しの3段構え。

土日祝日など45分~1時間、リスニング勉強に時間が取れるようなら以下の方法がおすすめです。

  1. 10問を1.2倍速で聞いて問題を解く
  2. ◯✕判定を(出来るだけ誰かに)してもらう(正しい答えに印はつけない)
  3. 間違えた問題の音声を聞き直し、再度解く
  4. 全問スクリプトを見ながら1.5倍速で聞き返す(音声についていけるまで)
  5. ゴール(終了)
    【重要ポイントまとめ】
    • 2では◯✕判定のみ。解説や正答確認はしない。
    • 4では正解・不正解に関わらず全問対象!
    • スクリプトを使い、1.5倍速で何度も聞き、速さと長さに慣れる。
    • 他人に◯✕をしてもらうのは、先に答えを知ってしまわないため。

面接・スピーキング

英検2級二次試験は7分程度の面接形式で、①英文音読②内容質問③イラスト描写④意見を問う質問(2回)の流れです。評価は「内容理解・語彙文法・発音・流暢さ・態度」で、特にイラスト描写(配点大)と積極的な姿勢が合否を左右します。重要なのは「必ず何か答える」こと。Yes/No+理由、Because/By~で始める型を意識すれば沈黙を防げます。入退室の挨拶や笑顔も態度点につながるので侮れません。

面接やスピーキングは、対面型の場合は一次試験の合格通知が届いてからでOK。
S-CBT方式の場合は、受験2週間前から1日30分程度の時間を取って対策をしていきましょう。

以下おすすめの対策です。

  • 毎日15分の音読・シャドーイング練習 🎤
  • 過去問・予想問題で模擬面接(週2回以上)
  • 頻出テーマ(教育・環境・ITなど)について意見+理由を2文ずつ準備
  • 便利フレーズ暗記(“Pardon?”, “I agree because…”, “For example…”)
  • 録音して発音・声量・態度を自己チェック
  • 型を覚え、理由を必ず添える練習を習慣化

活用方法の確認

出願資格で使うとき

有効期限必要級・スコア証明書の形式(紙・データ)/提出方法・期限を確認。

加点・得点換算で使うとき

換算の種類(英語免除/換算点と当日点の高い方採用/固定点付与)を確認しましょう。

大学別の要項の見方

大学サイト→入試情報英語資格・検定の取り扱い学部別PDFを確認。毎年更新されるので、今年度版を必ずチェック。

今日から動くための3ステップ

受験月・受験回を決める!

単語帳を決めて今日から開始

朝15分+夜15分の2枠で1単語1秒

過去問を1回分やってみる

点数はどうでもいい。1度体感してみたらやる気はみなぎってきます!

英検2級を高1・高2で先取りできれば、受験は確実に⋯絶対にラクになります。
「何をいつやるか」が決まれば、あとは回すだけ。不安があれば、いつでもご相談ください!

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