逆転合格する人の脳内にある、“努力”の正体とは?
「1年間、毎日3時間勉強する」 この言葉を聞いて、あなたはどう感じるでしょうか。
「それはすごい努力だ」と思う人もいれば、「それは才能があるからできることだ」と感じる人もいるかもしれません。 あるいは、「そんなの、自分には無理だ」と諦めるかもしれません。
──でも、ちょっと立ち止まって考えてみてください。
同じ「毎日3時間の勉強」という行動でも、それを「努力」と見るか「才能」と見るかで、自分の未来の見え方がまったく変わるのです。
「やれる人」と「やれない人」の差は“才能”か?
たとえば、同じ学年・同じ時間を過ごしてきた友達が、毎日コツコツ勉強を積み重ねている。 模試での成績も右肩上がり、先生からの評価も高い。
それを見て、「あの子は頭がいいからできるんだ」「私はコツコツやれるタイプじゃないし」と感じる。
これは、どこにでもある日常の光景です。
でも、この時点で心の中に“差”をつけてしまっている。
「才能があるからできるんだ」と思った瞬間に、自分にはできないことだと線を引いてしまっている。
実際には、違うかもしれないのに。
「才能に見える努力」がある
あなたの周りにいる、すごい結果を出している人たち。
たとえば志望校にE判定から逆転合格したあの人も、英単語を2000語覚えきったあの人も、1日10時間勉強を習慣にしているあの人も。
みんな最初から“才能”があったわけじゃありません。
たとえば、毎日3時間勉強している子がいたとしましょう。
それを聞いて「すごい努力だ」と感じたなら、あなたの中では“努力=珍しいこと”という世界観になっています。
でも、本人にとっては「それが普通」であり、「やって当たり前」の習慣なのです。
つまり、あなたにとっては“努力”でも、その人にとっては“日常”です。
この「日常の差」が、「結果の差」になっていくのです。
努力を“才能のせい”にしない強さ
最近、「努力より才能」「センスがすべて」といった価値観が強くなっています。
もちろん、生まれ持った資質の差や環境の影響は確実に存在します。
でも、それを言い訳にしてしまえば、いつまでも“できない側”のままです。
逆に、成功している人たちは「やればできる」と思える幅が広い。
才能に見えるものすら、「やれば自分にもできる」と思って努力する。
そして、その努力を続けているうちに、本当に「できる側」に立ってしまう。
このマインドセットが、自分を大きく変えていきます。
世界観を変える「やればできる」の発想
ここで一つ、意識してほしいのが“世界観”です。
あなたが「これは努力だ」「これは無理だ」と思っていることでも、 それを日常にしている人からすれば“当たり前”だったりするのです。
では、自分の世界観を変えるにはどうしたらいいのでしょうか?
まずは、「やっている人の行動を真似すること」です。
たとえば、
- 英単語を朝・昼・夜に10分ずつ覚える
- 通学時間に暗記カードを見る
- 毎日1ページでも数学の問題を解く
最初は大変に感じるかもしれません。 でも、「続けること」でそれは“当たり前”になります。
最初は意識しないとできないことも、習慣になれば無意識でできるようになる。
そうやって、自分の“世界観”をアップデートしていくことが大切です。
「才能があるからできた」のウラにあるもの
「すごいね、それ才能があるからできたんでしょ?」
こういう言葉を、あなたも誰かに言われたことがあるかもしれません。
でも、それは本当でしょうか?
そのウラには、
- 毎日地味なことを積み重ねてきた日々
- やる気が出ない日も机に向かった時間
- 他人には見せない失敗や苦悩
があるはずです。
つまり、“才能”に見えるのは、 「努力の積み重ね」が“見える化”された結果なんです。
「できる人」になるための、たった1つの思考法
結局、勉強で成功できる人というのは、 「やればできる」と思える幅が広い人です。
同じことを見ても、「あれは才能」と片づけてしまえば終わり。
でも、「あれもやればできる」「自分にもできるはず」と信じて行動すれば、 その時点でスタートラインに立てるんです。
もちろん、結果が出なければ落ち込むこともあるでしょう。
でも、そこで「努力が足りなかったな」と振り返ることができる人は、 また前に進むことができます。
才能や性格のせいにせず、自分の“行動”に目を向けること。
それが、合格への最短ルートであり、 人生を動かすための最大の武器なのです。
まとめ|才能じゃない、「やればできる」と思える世界へ
- 同じ行動でも「才能」と見るか「努力」と見るかで結果が変わる
- 努力を“才能のせい”にしてしまうと、成長の機会を失う
- 「やればできる」と信じて、まずは真似る・続けることが大切
- 才能があるように見える人も、積み上げの結果でしかない
あなたの努力は、きっと未来を変える力を持っています。
だからこそ、才能のせいにせず、まずは“やってみる”。
その一歩が、あなたを「できる人」に変えていくのです。