「今やろうと思ってたのに!」の裏側。中高生は大人より“ブラック”な日々を生きている?
「ゲームばっかりしてないで、早く勉強しなさい!」
「あー、今やろうと思ってたのに!疲れてるんだからほっといてよ!」
……リビングで繰り広げられる、おなじみの親子喧嘩。
「なんでこの子は自分から机に向かわないんだろう」と、つい小言を言いたくなってしまう親御さんも多いのではないでしょうか。
でも、ふと彼らのスケジュールを「大人の働き方」に置き換えてみると、ちょっと見え方が変わってくるかもしれません。もしかすると今の中高生って、大人よりもずっと“ブラック”な日々を送っているかもしれないんです。
中高生の1週間を「社会人」に置き換えてみると…
学校=週5日のフルタイム勤務
部活・習い事(夕方〜夜)=残業またはダブルワーク
土日の部活・塾=怒涛の休日出勤
友達との遊び・SNS=楽しいけれど気を使う、仕事終わりの飲み会
どうでしょう。もし自分がこのスケジュールで毎日動いているとしたら……
想像しただけでヘトヘトになってしまいませんか?
大人が「あー、残業続きで疲れた!休日は一日中寝ていたい!」と思うのと同じように、子どもたちもまた、毎日ものすごいエネルギーを消費して、社会人顔負けの多忙な日々を走り抜けているんです。
「ほっといてよ!」は、限界まで頑張っているサインかも。
そんなフル稼働の毎日のなか、やっと家に帰ってきてソファーにダイブした瞬間に「勉強しなさい!」と言われたら。
大人だって、連勤後のヘトヘトな時に「休んでないで資格の勉強したら?」と言われたら、反発したくなってしまいますよね。
彼らが家でダラダラしていたり、小言にイラッとしたりするのは、外の世界で気を張り詰め、限界まで頑張り抜いてきた結果なのかもしれません。
「やらせる」のではなく、本人の「自由意志」を信じてみる
「でも、勉強しないと将来が心配で……」という親心もよく分かります。
ただ、心身が疲れ切っているときに無理やり机に向かわせても、なかなか頭には入らないもの。
同時に被害者意識をより強固にさせ、勉強=いやなものという気持ちが強くなることもあります。
それならいっそ、思い切って「本人の自由意志」に任せてみるのも一つの手です。
「今日も1日お疲れさま。忙しいのによく頑張ってるね」
そんなふうに声をかけて、まずは家を「最高にリラックスできる休憩所」にしてあげる。
エネルギーがしっかり充電されれば、案外、自分のタイミングでスッと動き出したりするものです。
毎日パワフルに生きる彼らの生命力を少しだけ信じて、私たち大人は「見守り役」として、ふんわり温かい雰囲気で見守ってみるのもひとつではないでしょうか。