成績を引き上げる!?気に入られるチカラと「良い人戦略」
社会に出ても必要な「人に好かれる力」
「成績はテストの点数だけで決まる」 そう思っている人が多いかもしれません。
たしかに、学校の先生は公平に評価しようと努力してくれています。 定期テストや小テストの点数、提出物の有無、提出物の完成度や授業態度など、できるだけ客観的な基準で妥当な評価基準を用いて成績をつけようとしています。
でも、先生も人間です。 機械やAIが評価するわけではありません。 だからこそ、どうしても“印象”や“空気感”が成績に反映されることがあるのも事実です。
私も中高生当時は学校の成績を上げることに苦慮し、理不尽に思っていましたが今を思いかえせば、これは理不尽なことではありません。 むしろ、社会に出たときにもっと強く感じる「現実」でもあります。
上司や取引先、同僚と円滑に仕事を進めるには、信頼されること、気に入られることがとても大切です。(もちろん要求される仕事が出来るのは前提です。)
会社でも、同じような実力の人がいたとしたら、より「応援される人」「信頼される人」にチャンスが回ってくるのです。
学校生活も、それを“先取り”して学ぶ場なのだと考えれば、至極妥当と捉え直すことも出来るのではないでしょうか。
テストだけじゃない!内申点を左右する要素とは?
内申点(通知表の評定・成績)は、テストの点数だけで決まりません。
日々の行動や提出物、授業中の姿勢や発言、発表内容や先生との関わり方までが反映されます。
「先生に気に入られようとしてるみたいで嫌だ」 「そんなの媚びてるみたいで違和感がある」
そんな声もあるかもしれませんが、それはちょっと違います。
“気に入られる”というのは、“誰かのために自分を偽ること”ではなく、 “人に不快感を与えず、信頼される行動を積み重ねること”です。
それって、大人になってからも必要なスキルだと思いませんか?
ここまで読んでくださっている保護者の方にはわかるわかると唸る方もいらっしゃるはずです。
気に入られるコツは?具体的アクション集
ここでは、内申点にもつながる「先生からの印象が良くなる行動」を紹介します。 どれも“できる子”になるための演技ではなく、“人として当たり前”、出来てほしいことです。
- 先生に出会ったときに自分から話しかける
- 「はい」とはっきり元気に返事をする
- 授業中に私語をしない
- 提出物は期限より早く出す
- 提出物は複数の色使いでわかりやすく、スペースの大半を埋める
- 授業中に積極的に手を挙げて発言する
- 頼まれたことは即対応
- 授業中に寝ない
どれかひとつでも、今から始めてみてください。 先生からの“印象”は、確実に変わります。
そしてその“印象”は、評価や内申点だけでなく、あなた自身の自信や信頼にもつながっていきます。
「気に入られる=自分を偽る」ではない
「気に入られる」ことに対して抵抗を持つ人もいます。
でも、気に入られることって、実は「人間関係をうまく構築する」ことに他なりません。
社会に出れば、人との信頼関係が何よりも重要になります。
営業マンは、お客さんに気に入られることで商談を進めていきます。
チームのリーダーは、部下に信頼されて初めて力を発揮できます。そっぽを向かれたままで良い結果を出すことは出来ません。
人に好かれる、信頼されるということは、“能力”とはまた別の「武器」なのです。
これを中学生や高校生のうちに磨いておくと、社会に出てから圧倒的に強い人間になれます。
忘れてはいけない「誠実さ」
ここでひとつ大切なことをお伝えしておきます。
気に入られるために大切なのは「誠実さ」です。
うわべだけの言葉や態度ではなく、 「人を大切にする姿勢」や「丁寧な行動」こそが本当の信頼につながります。
誠実に取り組む姿は、必ず誰かが見てくれています。 それが先生であっても、友人であっても、社会に出たあとの上司や同僚でも同じです。
気に入られる努力は、人生を豊かにする
- 気に入られる力は、テストでは測れない大切なスキル
- 内申点にも影響する“人との関わり方”は意識して身につけるべき
- 社会に出ても使える“信頼される力”を、今のうちに育てておこう
「気に入られるなんてダサい」 「先生に媚びるみたいでイヤだ」
そんなふうに思っている人こそ、 ぜひ一度、“本当の気に入られる力”について考えてみてください。
誠実に人と向き合い、信頼される人になっていくことは、 何よりも人生を豊かにする“チカラ”です。
それは内申点アップのためだけじゃない、 これからのあなたを支えてくれる「武器」にさえなります!