数学検定って受験に使えるの!?京都の高校や大学受験で使えるか調査!
こんにちは!城陽駅徒歩1分の個別指導ゴーパスです!
本日はタイトルにもある通り、「数学検定と高校・大学受験」についての内容となっています!
検定・資格試験としては少しマイナーな数学検定ですが、「実は小中で受験していて持っている…」という方もいるのではないでしょうか…!
是非この記事を読み、数学検定についての理解を深め、受験を検討してみましょう!
では早速始めていきましょう!!!
▶目次
1. 数学検定とは
2. 高校入試では使えるのか
3. 大学入試では使えるのか
4. まとめ
5. その他の記事
▷1. 数学検定とは
数学検定をそもそも知らない人もいるかと思いますので、少しだけ説明をさせていただきます!
(以下、公式HPより検定概要を引用しております。)
「実用数学技能検定」は、数学・算数の実用的な技能(計算・作図・表現・測定・整理・統計・証明)を測る記述式の検定で、公益財団法人日本数学検定協会が実施している全国レベルの実力・絶対評価システムです。
おもに、数学領域である1級から5級までを「数学検定」と呼び、算数領域である6級から11級、かず・かたち検定までを「算数検定」と呼びます。
- 数学検定(1~5級)には、計算技能を測る「1次:計算技能検定」と数理応用技能を測る「2次:数理技能検定」があります。
- 1次も2次も同じ日に行います。
- 算数検定(6~11級、かず・かたち検定)には、1次・2次の区分はありません。
- 初めて受検するときは、1次・2次両方を受検します。
公式の説明ですので少し堅苦しい文言となっていましたね…。
とても簡単に説明すると、英検や漢検の数学バージョンということです!!!
数検でよく利用されるサイトを以下にまとめて示しておきますので、興味がある方は以下のリンクから覗いてみてください!
○ 数学検定・算数検定(実用数学技能検定)|公益財団法人 日本数学検定協会
○ 検定概要
皆さんが通っている中学・高校でも団体受験という方式で定期的に受験できる機会が設けられていることもありますので、興味がある方は一度確認して見ても良いかもしれませんね!
▷2. 高校入試では使えるのか
では早速、高校入試で使えるのかということについてお話していきます!
結論… 数検は、「一部の高校でのみ」「少し」活用することができます…!
実際に、公式HPには以下のような文言が記されています!
「高校入試における生徒の評価基準として、学科試験の成績だけではなく、中学校在学中の実用数学技能検定の取得を活用する学校が多数あります。入試時の点数加算や参考要素とするなど、それぞれの学校において、内容はさまざまです。」
では、活用できる理由を具体的に2つの観点から説明していきます!
① 内申点や推薦で有利になる
② 本番の数学の正答率が高くなる
① 内申点や推薦で有利になる
数検は主に推薦入試や内申点に加算される形で評価されることが多いです!
具体的な例を取り上げながら見てみましょう!
Ex1. 久御山高校の場合
公立高校で城陽市近辺からの進学者も一定数いる「久御山高校」でも、数検は活用できます!
公立高校ということもあり、開示されている情報は非常に少ないですが、「参考」として換算されます!
これはつまり、何かしらの点数という形として入試にプラスにはたらくということです!
Ex2. 龍谷大学付属平安高校の場合
私立の名門校である「龍谷大学付属平安高校」でも、数検は活用できます!(一部コースのみ)
具体的には、3級取得者であれば「10点」、準2級以上取得者であれば「30点」もの点数加算がなされます!
最大30点の加算は非常に魅力的ですよね!!
これら以外でも活用できる高校はありますので、以下の検索ページから確認してみましょう!
明確に高い点数を加算してくれる高校もありますが、基本的には少しの加算しかなされないかと考えられます…。しかし、このたかが数点が合否を分けるのです!入試本番は多くの人が数点差の中で拮抗し、合否が下されています。
資格を有効に活用するのも、志望校合格には必要な要素の1つなのです!
② 本番の数学の正答率が高くなる
これは言わずもがなですね!先ほどの内申点での加算という形ではなく、実際に問題を解いている際に実感することができる効果です!
数学はどの高校でも非常に大きな得点割合を占めています!特に、京都府の公立高校入試では、前期試験で33%、中期試験で20%もの割合があります!(学力試験のみでの換算)
その中でも特に数学は苦手としている受験生が多いです!そのため、人より数学が1問多く解けるだけでも、ライバルに大きく差をつけることができるのです!
このように、数検は漢検や英検ほど万能資格ではないものの、有効に使える高校があるということも分かりました!また、言わずもがな、学力試験ではプラスにはたらいてくれますね!
▷3. 大学入試では使えるのか
では次に、大学入試で使えるのかということについてお話していきます!
結論… 数検は、「比較的多くの大学で」「少し」活用することができます…!
実際に、公式HPには以下のような文言が記されています!
「大学入試において、実用数学技能検定の取得を優遇・活用する大学・短大が多数あります。入試時の点数加算や出願要件、参考要素とするなど、それぞれの大学・短期大学・専門学校において、内容はさまざまです。」
では、先ほど同様に、活用できる理由を具体的に2つの観点から説明していきます!
① 内申点や推薦で有利になる
② 本番の数学の正答率が高くなる
① 内申点や推薦で有利になる
数検は主に推薦入試や内申点に加算される形で評価されることが多いです!
具体的な例を取り上げながら見てみましょう!
Ex1. 京都産業大学の場合
関西の中堅私立大学である「京都産業大学」では、公募推薦と一部学部の総合選抜型入試で活用できます!
公募推薦では、「総合評価型において優遇。基礎考査と調査書の総合点が合格最低点に達しなかった場合、合格最低点から資格や活動の難易によって決められた範囲を設けて合否を判定する(2級以上)」とあります。
この文章からも分かるように、本来であれば合格最低点に達していなくても、資格があることで合格という結果につながることもあるということです!
Ex2. 立命館大学の場合
関西の難関私立大学である「立命館大学」では、一部学部の総合選抜型入試や一般入試で活用できます!
一般入試では、「共通テスト方式における出願条件の1つとして(準1級以上)」とあります!
これら以外でも活用できる大学はありますので、以下の検索ページから確認してみましょう!
② 本番の数学の正答率が高くなる
これは言わずもがなですね!先ほどの内申点での加算という形ではなく、実際に問題を解いている際に実感することができる効果です!
大学入試の方が高校入試と比較して「1点の間に数十・数百人が固まる」というような状況になります!
実際、「合格最低点から0.1点差で落ちた…」という受験生も多くいるのが大学受験です…。つまり、大学受験の方が1点の重みは増していますので、少しでも多くの部分点を稼げたり、問題が解けるほうが良いのです!
このように、もちろんメリットもあるのですが、大学受験では数検を敢えて取得する意味は少ないと言えるでしょう…。こうなる理由として、大学受験では英検が覇権を握っているからです。英検は高校・大学受験両方で非常に良く使うことができますし、特に大学受験では、非常に強い効果を発揮してくれます!
(※英検について取り上げている記事はこちらから見ることができます!また、漢検についても以前に取り上げた記事もこちらから見ることができます!)
▷4. まとめ
今回は、「数学検定が高校・大学受験に使えるのか」ということについて、様々なことに言及しながら説明してきました!
高校・大学受験共に有効に活用することはできますが、活躍の場は少し少なめですね…。
しかし、資格を持っていて損をすることは今後一切ありませんので、果敢に挑戦することにも意義はあります!また、既に資格を持っているという方は、受験で使い忘れの無いようにしましょう!
また、気が向けば我々「個別指導ゴーパス」にも頼っていただけると嬉しいです!最後までご一読いただきありがとうございました!
▷5. その他の記事
ぜひ以下の記事にも目を通していただけると非常に嬉しいです!
以下はオススメの記事です!
○ 2023年度 高校・大学受験 合格実績速報!
○ 漢字検定って受験に使えるの?京都の高校や大学受験で使えるか調査!
○ 大学受験を有利に進める資格!英検2級CSEスコア2150とは!?
以下は「進学実績の闇」というシリーズのブログリンクです!
○ 【進学実績の闇】ルール一覧
○ 【進学実績の闇】~南陽高校編~
○ 【進学実績の闇】~城南菱創高校 普通科編~
○ 【進学実績の闇】~城南菱創高校 教養科学科編~
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○ 【進学実績の闇】~莵道高校編~
○ 【進学実績の闇】~東宇治高校編~
以下は「ターゲット1200」というシリーズのブログリンクです!
○ 英単語帳「ターゲット1200」で摂南大学の問題は解けるのか!?~公募推薦編~
○ 英単語帳「ターゲット1200」で摂南大学の問題は解けるのか!?~一般入試編~
○ 英単語帳「ターゲット1200」で佛教大学の問題は解けるのか!?~公募推薦編~
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