英語長文・現代文の最新頻出テーマ5選!背景知識で読解力UP【大学入試】
こんにちは!城陽駅徒歩1分の個別指導ゴーパスです!
夏休みもいよいよ終盤戦ですね!
前回前々回と、英語長文や現代文の読解スピードを上げる「背景知識」をお伝えしてきました。
今日はこれから出題されるだろうテーマを5つ厳選してお届けします!
テーマ数を絞った分、「なぜ社会がこうなっているのか?」という深い背景まで徹底的に掘り下げています。
受験勉強の息抜きがてら、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!!!
し、どう向き合うか」を問うものが急増しています。事前に「ありがちな論理展開」を知っているだけで、筆者の主張を先回りして予測できるようになります! 今回は、特に難関大で好まれる「常識を疑う」「社会の構造的欠陥を突く」5つのテーマを深掘りしていきましょう!
最新テーマ5選!
1. ポスト・トゥルースとフェイクニュース
【おさえておくべき前提知識】
SNSの普及により、客観的な事実よりも「個人の感情や信条に訴えかける情報」が影響力を持つ「ポスト・トゥルース(脱真実)」の時代がきています。
ここで知っておくべき概念が「エコーチェンバー現象」と「フィルターバブル」です。
SNSのアルゴリズムは、あなたが「好む情報」ばかりを優先的に表示します(フィルターバブル)。
すると、自分と同じ意見ばかりが可視化され、まるで世界中が自分と同じ考えを持っているように錯覚してしまいます。
閉鎖的な空間で同じ意見が反響し合い、過激化していくこの現象(エコーチェンバー)により、自分と異なる意見の排除や、フェイクニュース(偽情報)の爆発的な拡散が起きているのが現代のリアルです。
【よく出る論理展開】
「誰もが自由に発信できるインターネットの理想」から始まり、「しかし実際は、見たい情報しか見ないことによる『社会の分断』が起きている」と逆接で繋がります。
結論として、情報の真偽や偏りを自ら見極める「メディアリテラシー」や、意図的に異なる意見に触れる努力の重要性が訴えられていきます。
【覚えておくべき重要単語】
Post-truth (ポスト・トゥルース/脱真実)
Fake news (偽情報)
Media literacy (メディアリテラシー)
Objective (客観的な)
Manipulation (操作)
Echo chamber (エコーチェンバー現象)
2.オーバーツーリズムと観光の持続可能性
【おさえておくべき前提知識】
パンデミック後の旅行需要の急回復に伴い、世界的な観光地で、許容範囲を超える観光客が押し寄せる「オーバーツーリズム(観光公害)」が深刻化しています。京都でもまさに直面している問題ですね。
交通渋滞やゴミ問題、マナー違反により、地域住民の生活環境や、観光資源であるはずの自然・文化遺産そのものが破壊される事態に陥っています。
【よく出る論理展開】
「観光産業がもたらす経済的恩恵(雇用創出や外貨獲得)」を提示した後、「しかし地域住民の生活や文化が犠牲になっている」というパラドックス(矛盾)が指摘されます。
今後の展望として、単なる人数の拡大(量)を追い求めるのではなく、環境や地域社会に配慮した「持続可能な観光(サステナブル・ツーリズム)」への転換が求められます。
【覚えておくべき重要単語】
Overtourism (オーバーツーリズム/観光公害)
Sustainability (持続可能性)
Congestion (混雑、渋滞)
Local community (地域社会)
3.メリトクラシー(能力主義)と残酷さ
【おさえておくべき前提知識】
「個人の才能と努力次第で、誰でも成功できる」という考え方をメリトクラシー(能力主義)と呼びます。
身分制度の対極にある公平なシステムに見えますが、近年この考え方が批判されています。
なぜなら、実際には親の経済力や生まれた環境(いわゆる親ガチャや教育格差)が成功を大きく左右しているからです。
しかし、能力主義の社会では、成功者は「すべて自分の努力のおかげだ」と傲慢になり、敗者は「自分の努力不足のせいだ」と自己責任を過剰に感じてしまう残酷な構造があります。
【よく出る論理展開】
「能力主義は公平なシステムだ」という建前を提示し、「だが現実には、富裕層が高度な教育を買うことで『新たな階級の固定化』を生んでいる」と構造的な欠陥を暴く展開が王道です。
個人の努力だけでなく、「運」や「社会的支援」の存在を謙虚に認め、勝者と敗者の分断を乗り越える必要性が論じられます。
【覚えておくべき重要単語】
Meritocracy (能力主義)
Inequality (不平等、格差)
Privilege (特権)
Social mobility (社会的流動性)
4.アニマルライツと食の倫理
【おさえておくべき前提知識】
現代の大量消費を支える「工場畜産」では、動物たちが極めて劣悪な環境(狭い檻、過剰な投薬など)で飼育されています。
近年、動物にも苦痛を感じる能力があるとする「アニマルライツ(動物の権利)」の観点から、この現状が厳しく問われています。
さらに、牛のゲップに含まれるメタンガスなど、畜産が排出する温室効果ガスへの懸念も重なり、環境保護と倫理の両面からヴィーガニズム(完全菜食主義)や代替肉の普及が進んでいます。
【よく出る論理展開】
「安価で豊かな食生活」の裏側に隠された、「動物の多大な犠牲と環境負荷」を暴露する展開です。
「人間は他の生物を搾取してもよい」という人間中心主義を反省し、他の生命とどう共存していくべきかという、食を通じた倫理的パラダイムシフトが促されます。
【覚えておくべき重要単語】
Animal rights (動物の権利)
Veganism (完全菜食主義)
Factory farming (工場畜産)
Sentience (感覚力)
5.ウェルビーイングと脱GDP(成長神話の限界)
【おさえておくべき前提知識】
これまで国家の豊かさは、GDP(国内総生産)という経済指標で測られてきました。
しかし、先進国では「経済成長が必ずしも人々の幸福度の向上に繋がっていない」ことが明らかになっています。
例えば、GDPは環境破壊による被害や、災害からの復旧費用でもプラスに計算されますが、家事やボランティア、余暇の充実度は一切反映されません。
そのため、身体的・精神的・社会的に良好な状態を示す「ウェルビーイング(Well-being)」を新たな豊かさの指標とする動きが世界的に広まっています。
【よく出る論理展開】
「無限の経済成長を追求する資本主義の限界(環境破壊や過労)」を指摘し、「物質的な豊かさ(GDP)から、精神的な豊かさ(ウェルビーイング)への転換」を提唱します。
個人の幸福だけでなく、地球環境の限界(プラネタリー・バウンダリー)を踏まえた「脱成長(Post-growth)」という、持続可能な社会の再設計へと視野を広げる結論が好まれます。
【覚えておくべき重要単語】
Well-being (ウェルビーイング/幸福)
Gross Domestic Product / GDP (国内総生産)
Prosperity (繁栄)
Post-growth (脱成長)
まとめ
今回紹介した5つのテーマはどれも、「一見正しそうに見える常識(インターネットの自由、能力主義、経済成長など)」の裏に潜む「歪みや矛盾」を指摘するものです。
難関大の教授陣は、この「物事を批判的に見る視点(クリティカル・シンキング)」を持った学生を求めています。
今日覚えたキーワードや内容を武器にして、これからの長文演習や過去問演習に挑んでいきましょう!
最後までご一読いただきありがとうございました!